割を付ける(読み)わりをつける

精選版 日本国語大辞典 「割を付ける」の意味・読み・例文・類語

わり【割】 を 付(つ)ける

  1. 始末する。仲裁する。
    1. [初出の実例]「こんな喧嘩は〈略〉、みんなわしが割をつけて仕舞ひます」(出典:歌舞伎・男伊達初買曾我(1753)二)
  2. 割増しして支払う。また、割前として与える。
    1. [初出の実例]「極りまで行きませぬが、割りを附けておくんなせえ」(出典:歌舞伎・上総綿小紋単地(1865)五幕)
  3. 割引をする。
    1. [初出の実例]「品のぎう寺役ならばとわりをつけ」(出典:雑俳・柳多留‐七(1772))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android