デジタル大辞泉
「割前」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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わり‐まえ‥まへ【割前】
- 〘 名詞 〙
- ① 割り当てる額。分割してそれぞれに当てる負担分。また、わけまえ。配当。
- [初出の実例]「五十両の割前を、どてまたとは、ヲけうこつ」(出典:浄瑠璃・釜淵双級巴(1737)上)
- 「芸者を四五人呼んで、馬鹿話をして帰る。〈略〉、割前が三四円位であった」(出典:ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉)
- ② あたまわり。割勘(わりかん)。
- [初出の実例]「『松金屋で一ぱいやらうじゃあねえか』『そいつあ妙だ。然し割前(ワリマヘ)ではあるまいの』」(出典:歌舞伎・三人吉三廓初買(1860)序幕)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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