助命村(読み)ぜみようむら

日本歴史地名大系 「助命村」の解説

助命村
ぜみようむら

[現在地名]山添村大字助命

伏拝ふしおがみ村の東に位置する。村名は仲峯山ちゆうぶぜん善明ぜんみよう院領であったことに起因するという。応永六年(一三九九)の興福寺造営段米田数帳(春日神社文書)に「助命庄 四町」がみえ、中世、助命宗政が当村南方のしろたにに塁を構えたと伝える(国民郷士記)

明和三年(一七六六)写の文禄検地帳の寄せは、上田一町二反二〇歩、中田一町二畝二四歩、下田七反八畝一五歩、下田荒一反九歩、屋敷二畝二七歩、上畑二反二五歩、中畑一反七畝一五歩、下畑六畝二一歩、合三町六反六畝(ママ)六歩、合四九・九九石とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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