助成団体(読み)じょせいだんたい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「助成団体」の意味・わかりやすい解説

助成団体
じょせいだんたい

自らは事業や研究などを行なわず,他の者が行なうそれを資金的に援助する団体財団法人の中でも研究,施設,出版,会議開催,研究者招請・派遣などへの助成事業や表彰事業,奨学事業などを行なう団体を指し,その多くが企業からの基金拠出による。現在その数は大体 350前後,1970年代から 80年代にかけその伸びは倍増。活動内容では研究助成が最も多く,その半分以上を自然科学系が占める。しかし最近ではフィランソロピー活動が注目を浴びるなど企業の社会的責任が強調され,その動きと併せ文化芸術,国際交流,環境,福祉などを目的とした団体も増加している。

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