劫石(読み)ごうじゃく

精選版 日本国語大辞典 「劫石」の意味・読み・例文・類語

ごう‐じゃく ゴフ‥【劫石】

〘名〙 (「雑阿含経‐巻三四」に、「如大石山不断不壊。方一由旬。若有士夫。以迦尸劫貝百年一払払之不已。石山遂尽劫猶不竟」とあるところから) 劫がきわめて長久であるたとえにいう語。
正倉院文書‐天平勝宝八年(756)六月二一日・東大寺献物帳「今帝陛下、寿同法界、福類虚空、劫石尽而不尽、海水竭而無竭、身心永泰」

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