動が取れない(読み)うごきがとれない

精選版 日本国語大辞典 「動が取れない」の意味・読み・例文・類語

うごき【動】=が[=の]=取(と)れない[=取(と)れぬ]

  1. 制約があって、思うようにふるまうことができない。
    1. [初出の実例]「寝懸姿のうつくしく、是はうごきがとられぬと」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)五)
  2. 悪い状態から抜け出ることができない。行き詰まる。
    1. [初出の実例]「祝言のうへ、うごきのとれぬ身袋(しんだい)をわたし」(出典浮世草子日本新永代蔵(1713)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android