勧世良言(読み)かんせいりょうげん(その他表記)Qin-shi-liang-yan; Ch`üan-shih-liang-yen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「勧世良言」の意味・わかりやすい解説

勧世良言
かんせいりょうげん
Qin-shi-liang-yan; Ch`üan-shih-liang-yen

中国,清末のキリスト教入門書。プロテスタント宣教師 W.ミルンの教えを受けて改宗した梁阿発 (学善) により,道光 12 (1832) 年マラッカで編集,刊行された。ミルンが翻訳したキリスト教の教義と仏教思想が折衷され5巻にまとめられているが,文語口語の入り交った文体で記され,難解である。太平天国の指導者洪秀全広州で梁から与えられた『勧世良言』は,上帝の信仰を確立する際に大きな影響を与えた。

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