コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

文語 ぶんご written language; literary language

7件 の用語解説(文語の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

文語
ぶんご
written language; literary language

文字言語書き言葉のこと。口語の対。場面に依存することが少く,推敲しながら書くために,話し言葉に比べて不整表現が少く,硬い表現が用いられるのが普通。現代語に基づく口語文と,言文一致以前に用いられていた平安時代の文法に基づく文語文とがある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

文語

江戸時代以前の文献に主にみられる読み書きのための言葉。明治期まで文学作品や公文書などに広く使われたが、それ以降は言文一致運動で口語文が主流となり、戦後は法令や公文書からも姿を消した。

(2007-04-16 朝日新聞 夕刊 1社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ぶん‐ご【文語】

話し言葉に対し、文字に書かれた言葉の総称。書き言葉。文字言語。⇔口語
文章を書くときに用いられる、日常の話し言葉とは異なった独自の言葉。特に、平安時代語を基礎にして独特の発達をとげた書き言葉をいう。⇔口語

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

文語【ぶんご】

話し言葉に対して書き言葉,すなわち文章に書かれる言葉をいう。文字化を通して反省の加えられる書き言葉は,瞬時に生滅する話し言葉とは本質上常になんらかの差異をもつものであるが,書き言葉が保守的傾向を有するのに比べ,話し言葉は絶えず変化するため,両者の差はますます広がる。
→関連項目日本語文語文法

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ぶんご【文語】

日本語ではふつうに文章の体をわけて,文語文(文語体の文章)と口語文(口語体の文章)との対立を考えるが,これらはいずれも書きことば(文章語)における文体の相違である。それは主として文法上の機能を負うもの,特に活用や助辞,文末形式などのちがいによって区別されるが(文語――見ゆ,隠る,花なり,咲かむ。口語――見える,隠れる,花だ,咲くだろう),文法機能に関しない単語にもそれぞれの傾向がみられる。このような文体の特徴をなす用語が文語であって,その中には歌語とか雅語といった特殊の古典的文語も含められる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ぶんご【文語】

もっぱら文章を書くときに用いられる言葉。口頭で話される言葉に対していう。文字言語。書き言葉。
古典語。平安時代の言語に基づき、それ以後の時代の言語の要素をも多少加えた書き言葉。近世から明治前期の文章語まで含めていう。
▽↔ 口語

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

文語
ぶんご

音声によって表された口語に対して、文字によって書き表されたことば。文字言語。書きことばともいう。ただし、日本語では、日常、話したり書いたりする、いわゆる現代語を口語というのに対して、古い時代のことばおよびそれと同種のことばを文語とよぶこともある。
 平安時代にほぼ確立した和文の表現形式は、それ以後の文章にも継承され、文章の形式として主流であり続ける。正式な文章として世の中で認められるものは平安時代の和文の流れをくむものであり、そのため文語すなわち古語という考え方がつくりだされた。明治以降、言文一致運動が世の主潮となり、話しことばに近い文章語が書かれるようになるが、古典を知るという必要性もあって古語の学習が行われる。それが文語の学習とよばれたこともあり、文語すなわち古語というとらえ方は強いものとなる。この意味での文語の特徴は、動詞活用が9種類、形容詞・形容動詞活用が各2種類あり、「が」「を」といった格助詞の使用が少ないといった文法に関する事項のほか、使われる語彙(ごい)に関してもかなりの違いがある。また、文語を書きことばとして考えると、文法の面では、主格・目的格などを表す格助詞は、ごく特別な場合以外使われないといったことがあるほか、語彙の面では漢語が多くなるということがあり、文体の面では、係りと受けとの語の照応が細かく求められるということがある。[山口明穂]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

文語の関連キーワード口語体普通文疑問文主格属格普通の体でない文意文語文法和文草の根を分けて捜す

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

文語の関連情報