匂す(読み)ニオス

デジタル大辞泉 「匂す」の意味・読み・例文・類語

にお・す〔にほす〕【匂す】

[動サ四]草・木・赤土などで色をつける。染める。
「まはりもち―・しし衣に」〈・三七九一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「匂す」の意味・読み・例文・類語

にお・すにほす【匂】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 匂うようにする。木、草、赤土などで色をつける。染める。色づける。
    1. [初出の実例]「住吉(すみのえ)遠里小野の ま榛(はり)もち 丹穂之(にほシ)し衣に」(出典万葉集(8C後)一六・三七九一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android