遠里小野(読み)とおざとおの

精選版 日本国語大辞典 「遠里小野」の意味・読み・例文・類語

とおざと‐おのとほざとをの【遠里小野】

  1. [ 1 ] ( 住吉から遠く離れた在所の意 ) 大阪市住吉区から堺市にまたがる地帯古称歌枕。現在は遠里小野(おりおの)といい、古く瓜生野(うりゅうの)ともよばれた。
    1. [初出の実例]「住吉の遠里小野(とほざとをの)真榛(まはり)もち摺れる衣の盛り過ぎ行く」(出典万葉集(8C後)七・一一五六)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 遠い里にある小さな野原。遠く離れた在所。
    1. [初出の実例]「はや告渡る初夜の鐘遠里小野(トヲサトヲノ)にこだまして」(出典:人情本春色梅児誉美(1832‐33)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む