包み覆う(読み)つつみおおう

精選版 日本国語大辞典 「包み覆う」の意味・読み・例文・類語

つつみ‐おお・う‥おほふ【包覆】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 包みかぶせる。包みかくす。
    1. [初出の実例]「重り合うた虫が、茎の表面を一面に無数の数が、針の尖ほどの隙もなく、裹(ツツ)み覆うて居るのであった」(出典田園の憂鬱(1919)〈佐藤春夫〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android