普及版 字通 「匐」の読み・字形・画数・意味
匐
11画
[字訓] はらばう・はう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(ふく)。〔説文〕九上に「匍は手もて行くなり」、匐には「地に伏するなり」とするが、匍匐(ほふく)は双声の連語で、はらばう意。勹(ほう)は身を屈して俯する形、甫(ほ)・が声符で、そのはらばうさまをいう形況の語であろう。
[訓義]
1. はらばう、はう。
2. 伏と通じ、ふせる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕匍匐 ハラバフ
[語系]
匐biukと伏・(服)biukは声義近く、通用する。扶biuも声近く、匐に通じて用いることがある。
[熟語]
匐候▶・匐伏▶
[下接語]
匐・扶匐・匍匐
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報