匍匐(読み)ホフク

デジタル大辞泉 「匍匐」の意味・読み・例文・類語

ほ‐ふく【××匐/×蒲伏】

[名](スル)腹ばいになって、手と足ではうこと。「―しながら敵陣に近づく」
[類語]這うはいはい四つん這い腹這う這い回る這いずり回る這いつくばう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「匍匐」の意味・読み・例文・類語

ほ‐ふく【匍匐・蒲伏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 地に伏し手ではって行くこと。はらばうこと。
    1. [初出の実例]「別有邯鄲学歩者、中途匍匐不帰」(出典経国集(827)一四・不堪奉試〈路永名〉)
  3. ( 匍匐 ) 物体に力を加えたとき、外力の大きさが一定でも時間経過につれて歪(ひずみ)が増大する現象

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の匍匐の言及

【運動】より

…このような移動運動locomotionこそ動物を動物たらしめた基本的な特徴といってよい。移動運動の様式には遊泳,匍匐(ほふく),歩行,跳躍,走行,飛翔(ひしよう),帆翔,ジェット推進などいろいろあり,そのために使われる器官(運動器官)や機構もさまざまである。筋肉運動の場合は,関節をもつ骨格とそれに付着する伸筋・屈筋の組合せが一般的であり,骨格は無脊椎動物では外骨格,脊椎動物では内骨格になる。…

※「匍匐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ゲリラ豪雨

突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...

ゲリラ豪雨の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android