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化粧品工業 けしょうひんこうぎょうcosmetic industry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

化粧品工業
けしょうひんこうぎょう
cosmetic industry

化粧に用いる物品生産,販売する業種化粧品は古くから世界各地で種々用いられてきたが,工業的に生産されるようになったのは 18世紀に入ってからで,日本では明治以後,外国製品が輸入されたあとで発達をみた。第2次世界大戦で一時中断したが,戦後復興し生産量,消費量ともに急速に発展した。化粧品は直接皮膚に接するものだけに保健衛生上の配慮が特に必要で,現在では薬事法によって原料の品質,添加剤色素の使用規制から,製造,販売にいたるまで厳重なチェックを受けている。生産は比較的小規模な設備でも可能であるため,一時は企業の乱立をみたが,技術進歩が激しく,研究部門が重要な位置を占めるため,大部分が淘汰され,現在では国内消費量の大部分を大手企業が生産しており,中小企業との格差はますます拡大する傾向にある。競争が激しいために企業としての重点は宣伝と販売組織にかかっているが,その販売方法には,一般販売方式のほかに,直接訪問販売方式と系列小売店や特約チェーン店のみで販売する方法などがある。

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