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添加剤

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

添加剤
てんかざい
additive

ある素材に少量の成分を加えることにより、その素材の安定性や物理性状を改善する機能をもつ薬剤を添加剤と総称する。食品の保存や着色に用いられる合成品は、安全性の点から「食品添加物」として厚生労働省が指定するものに限られるが、石油製品や合成樹脂に添加される薬剤はきわめて多種類にわたっている。石油製品用の添加剤はとくに種類が多い。ガソリンのオクタン価向上剤としてテトラエチル鉛は広く用いられた添加剤であるが、大気汚染の点からその使用が制限され、これにかわってメチル第三ブチルエーテルが多く用いられるようになった。ガソリンにはほかに清浄分散剤などが添加され、軽油用にはセタン価向上剤、煤煙(ばいえん)防止剤、ジェット燃料用には腐食防止剤、重油用には助燃剤などが用いられる。潤滑油はその使用目的に応じてさび防止剤、粘度指数向上剤、油性向上剤、極圧剤など各種の添加剤が欠かせない。また酸化防止剤は石油製品全般に用いられるほか、合成樹脂製品にも広く利用されている。[松田治和]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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