ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北カザフスタン州」の意味・わかりやすい解説 北カザフスタン〔州〕きたカザフスタンSevero-Kazakhstan カザフスタン北部の州。州都ペトロパブロフスク。西シベリア低地の南端にあたるイシム川流域の低地にあり,淡水湖,塩水湖や沼沢地が多い。きびしい大陸性気候で,年降水量は 350mm以下。北部は森林ステップ,南部はステップ地帯に入る。カザフスタン有数の農業州で,コムギ,トウモロコシ,キビ,アマなどを栽培し,ヒツジ,ウシ,ブタを飼育する。工業部門ではペトロパブロフスクを中心に食肉加工,製粉,缶詰などの農産物加工が行われる。州の北部をシベリア鉄道が通り,その支線がペトロパブロフスクから南へ延びる。ロシアのオムスクとバシコルトスタン共和国のトゥイマズイを結ぶ石油パイプラインも通っている。面積4万 4300km2。人口 61万 400 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by