北五十人町(読み)きたごじゆうにんまち

日本歴史地名大系 「北五十人町」の解説

北五十人町
きたごじゆうにんまち

[現在地名]仙台市八幡はちまん三丁目・角五郎つのごろう二丁目

角五郎丁の西、角五郎新つのごろうしん丁の北裏にある足軽屋敷。安政仙府絵図に旗本足軽屋敷とあり、足軽五十人組が配されたゆえの名という。正保仙台城絵図に足軽屋敷、寛文九―一一年(一六六九―七一)の城下絵図には五十人衆とあり、延宝城下絵図では旗本足軽衆とある。この変化は、旗本足軽衆がかつては近習鉄砲組と称された士分であったとする「奥陽名数」に従えば、正保(一六四四―四八)頃に足軽並、寛文頃に近習鉄砲組、延宝(一六七三―八一)頃に再び足軽に格下げとなり、他の足軽との区別のため旗本足軽として位置付けられたと思われる(仙台市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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