北原夏江(読み)キタハラ ナツエ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「北原夏江」の解説

北原 夏江
キタハラ ナツエ


職業
女優

本名
生草 キミ子

別名
前名=九十九 一子(ツクモ カズコ)

生年月日
明治42年 9月3日

出生地
東京市 深川区(東京都 江東区)

学歴
明川高小〔大正12年〕卒

経歴
大正13年小笠原プロダクションに入り、花川夏子の名で映画女優となり、「吹雪の夜」に出演。15年松竹蒲田に移り、「嘆きの薔薇」「三人の娘」などで助演。昭和2年九十九一子と改名、同年日活大将軍に転じ、北原夏江と名を改めた。「幸運」で川又堅太郎、「娘可愛や」に小泉嘉輔と共演してスターへの足がかりをつかみ、「近代クレオパトラ」にも脇役ながら出演。5年「嘘から嘘」で神田俊二と共演したあとは脇役にまわり、「海に散る花」「細君新戦術」など多数に出演。9年多摩川撮影所に移ってからもバイプレーヤーとして活躍、「花嫁寝台列車」「雛妓坊ちゃん」などに出演した。

没年月日
昭和13年 12月18日 (1938年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「北原夏江」の解説

北原 夏江
キタハラ ナツエ

大正・昭和期の女優



生年
明治42(1909)年9月3日

没年
昭和13(1938)年12月18日

出生地
東京市深川区

本名
生草 キミ子

別名
前名=九十九 一子(ツクモ カズコ)

学歴〔年〕
明川高小〔大正12年〕卒

経歴
大正13年小笠原プロダクションに入り、花川夏子の名で映画女優となり、「吹雪の夜」に出演。15年松竹蒲田に移り、「嘆きの薔薇」「三人の娘」などで助演。昭和2年九十九一子と改名、同年日活大将軍に転じ、北原夏江と名を改めた。「幸運」で川又堅太郎、「娘可愛や」に小泉嘉輔と共演してスターへの足がかりをつかみ、「近代クレオパトラ」にも脇役ながら出演。5年「嘘から嘘」で神田俊二と共演したあとは脇役にまわり、「海に散る花」「細君新戦術」など多数に出演。9年多摩川撮影所に移ってからもバイプレーヤーとして活躍、「花嫁寝台列車」「雛妓と坊ちゃん」などに出演した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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