薔薇(読み)バラ

デジタル大辞泉「薔薇」の解説

ばら【薔薇】

バラ科バラ属の低木の総称。特に、観賞用に改良された園芸品種。枝にとげがあり、つる状となるものもある。葉は羽状複葉。がく・花びらとも5枚が基本で、重弁もある。花は香りが強く、咲く形から抱え咲き・剣弁咲き・高芯咲き・平咲きなどとよぶ。色は紅・赤・黄色などさまざまあるが、青色はない。主に北半球の温帯冷帯に分布。バラ科の双子葉植物にはバラ属のほかサクラ属・シモツケ属・ナシ属など約100属が含まれ、約2000種が世界各地に分布。ローズ。いばら。しょうび。そうび 夏》「手の―に蜂来れば我王の如し/草田男
[類語]野茨野薔薇花茨・蔓薔薇

そう‐び〔サウ‐〕【××薇】

バラ。バラの花。しょうび。 夏》
かさねの色目の名。表は紅、裏は紫。

しょう‐び〔シヤウ‐〕【××薇】

ばら。いばら。そうび。 夏》

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精選版 日本国語大辞典「薔薇」の解説

しょう‐び シャウ‥【薔薇】

〘名〙
① ばら。いばら。そうび。《季・夏》
文華秀麗集(818)下・和野柱史観闘百草、簡明執之作〈巨勢識人〉「尋花万歩攀桃李、摘葉千廻繞薔薇
田氏家集(892頃)下・禁中瞿麦花詩三十韻「薔薇嫌刺、芍薬愧光」 〔李白‐憶東山詩〕
② 襲(かさね)の色目の名。表は紅、裏は紫。そうび。

そう‐び サウ‥【薔薇】

〘名〙 (「しょうび(薔薇)」の直音化)
① ばら。いばら。しょうび。《季・夏》
古今(905‐914)物名・四三六「さうび われはけさうひにぞ見つる花の色をあだなるものといふべかりけり〈紀貫之〉」
② 襲(かさね)の色目の名。表は紅、裏は紫。しょうび。

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事典 日本の地域ブランド・名産品「薔薇」の解説

薔薇[花卉類]
ばら

東海地方、静岡県の地域ブランド。
掛川市で生産されている。掛川市は全国有数の薔薇の産地。特に吉岡地区での生産が盛ん。現在、およそ60品種が栽培されており、白系のアバランチェや紫系のブルーミルフィーユなど、特に大輪系の薔薇が人気。

薔薇[花卉類]
ばら

九州・沖縄地方、大分県の地域ブランド。
主に玖珠郡玖珠町・玖珠郡九重町・杵築市で生産されている。20種類以上のバラを出荷。ヒーリング・ウィンク・シルクロードなど大分県オリジナル品種のバラの栽培も積極的におこなわれている。

薔薇[花卉類]
ばら

東海地方、愛知県の地域ブランド。
主に田原市豊川市豊橋市西尾市・幡豆郡吉良町などで生産されている。愛知県の切り花薔薇生産は、作付面積・出荷量・産出額において全国一を誇る。近年、さまざまな品種が開発されている。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版「薔薇」の解説

薔薇 (バラ・イバラ;イバラ;ショウビ;ソウビ)

植物。有刺植物およびバラ科バラ属の蔓性または直立低木の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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