北座(読み)きたざ

精選版 日本国語大辞典 「北座」の意味・読み・例文・類語

きた‐ざ【北座】

  1. 〘 名詞 〙 囲炉裏端(いろりばた)主婦の座をいう。関東民家には、南面右勝手の家が多く、主婦の座が北に位置するところからいい、主人席の西座、客座南座に対する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の北座の言及

【南座】より

…最盛期は元禄(1688‐1704)ごろで,四条通りに面して南側に3軒,北側に2軒が向かいあい,大和大路上ル常盤町の2軒とあわせて7軒の劇場がそろい,近隣の祇園,宮川町,先斗町の遊里とともに賑わった。その後興亡をくりかえしたが,幕末には南北2軒だけとなり,1893年四条通りの拡張工事によって北側芝居(北劇場,北座)は廃止され,南側に残った1軒が現在の南座である。江戸時代を通じて名代,座本は一定しなかったが,おもに都万太夫(みやこまんだゆう)と布袋屋(ほていや)梅之丞であった。…

※「北座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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