北比内(読み)きたひない

日本歴史地名大系 「北比内」の解説

北比内
きたひない

近世秋田郡の米代川右岸一帯の総称。慶長八年(一六〇三)の出羽国秋田郡北比内川口村御検地帳(佐藤家文書)が残る。享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」では小猿部おさるべ地域の脇神わきがみ中屋敷なかやしき横渕よこぶち岩脇いわわき品類しなるい七日市なのかいち小森こもり摩当まとうの各村をも含む。しかし寛政六年(一七九四)の六郡惣高村附帳では、米代川の右岸に限られ、大館芦田子あしだこ餅田もちだ下代野しもだいの弐ッ屋ふたつや・上代野・柄沢からさわ池内いけない岩神いわがみ宮袋みやぶくろ大茂内おおしげない雪沢ゆきさわ岩瀬いわせ外川原そとがわら根下戸ねげど茂内しげない山田やまだ小館花こたてはな片山かたやま花岡はなおか釈迦内しやかない長面袋ながおもてぶくろ白沢しらさわ沼館ぬまだて松木まつき商人留あきひとどめ松峰まつみね橋桁はしげた糟田かすた中羽立なかはだち岩本いわもと長走ながはしり(以上現大館市)麻生あそう小繋こつなぎ(現山本郡二ッ井町)坊沢ぼうざわ前山まえやま今泉いまいずみ黒沢くろさわ綴子つづれこ鷹巣たかのす太田新田おおたしんでん長坂ながさか早口はやくちの各村村が記載される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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