北磁極(読み)きたじきょく

精選版 日本国語大辞典 「北磁極」の意味・読み・例文・類語

きた‐じきょく【北磁極】

〘名〙 北半球側にある地磁気の極。偏角の等しい点を結んだ等偏角線が一点に集中する場所で、この点の伏角は九〇度、水平分力は零。地理学上の北極や地磁気北極とも一致せず、日変化や年変化がある。

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デジタル大辞泉 「北磁極」の意味・読み・例文・類語

ほくじ‐きょく【北磁極】

磁北極

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世界大百科事典(旧版)内の北磁極の言及

【磁極】より

…(b)実際の地球磁場は,双極子磁場とは少し違うため,磁軸極では磁力線が垂直で,かつ,磁場がいちばん強いとは限らない。磁針が垂直になる(磁力線の伏角が0゜となる)点を伏角極,あるいは北磁極,南磁極と呼ぶ。北極では,北緯76゜,東経100゜,南極では南緯65.5゜,東経139゜付近にあり,これも毎年移動している。…

【北極】より

…北極地域には北極点のほかに種々の極点がある。地球磁場に関連する北磁極(磁石の北極が真下を指す)は,北緯79゜17′,西経105゜53′にある(1997現在)。また地球磁場を地球の中心におかれた双極子磁石で近似したとき,この磁石の軸が地球表面に交わる北磁軸極はグリーンランド北西部の北緯79゜,西経71゜付近にある。…

※「北磁極」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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