内科学 第10版 「医療面接の二つの側面」の解説
医療面接の二つの側面 (患者へのアプローチの基本)
に医療面接で把握するべきコンテントの一覧を示す.これらの全項目をすべての患者について把握するべきであるという意味ではない.その情報がなぜ必要なのかを説明できないまま機械的に質問することは,診療の役に立たないだけでなく,不正確な情報が得られてしまったり,患者との関係を損なう恐れがある.後述するように,できれば患者にその情報が必要な理由が伝わるようにして問いかけることが大切である.[大滝純司]
■文献
Bowen JL: Educational strategies to promote clinical diagnostic reasoning. NEJM, 355: 2217-2225, 2006.
Cole SA, Bird J 著,飯島克巳,佐々木将人訳:メディカルインタビュー−三つの機能モデルによるアプローチ 第2版,メディカル・サイエンス・インターナショナル,東京,2003.
中川米造:過誤可能性.医学の不確実性,pp30-31, 日本評論社,東京,1996.
出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報