十の界(読み)とおのさかい

精選版 日本国語大辞典 「十の界」の意味・読み・例文・類語

とお【十】 の=界(さかい)[=境(きょう)

  1. 迷と悟の境地十種に分けたもの。→十界十乗観法
    1. [初出の実例]「いかにせん十のさかひに旅だちてもとの都の遠ざかりゆく〈道玄〉」(出典:玉葉和歌集(1312)釈教・二六九四)

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