十ヵ国蔵相会議(読み)じっかこくぞうしょうかいぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十ヵ国蔵相会議」の意味・わかりやすい解説

十ヵ国蔵相会議
じっかこくぞうしょうかいぎ

主要 10ヵ国の通貨当局首脳による協議体。国際通貨基金 IMFの一般借入れ取決め (GAB〈ギャブ〉) に参加した主要 10ヵ国 (アメリカ,イギリス,ドイツ,フランス,日本,イタリアカナダオランダベルギースウェーデン) の大蔵大臣および中央銀行総裁により構成される。 1963年 10月の IMF総会にあたって共同声明を発表し,国際通貨制度の再検討に着手して以来,SDR (特別引出権) 制度の創設を中心とする第1次 IMF協定改正 (1969) ,スミソニアン協定 (71) など国際通貨制度改革に大きな役割を果した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android