十五野新田村(読み)じゆうごのしんでんむら

日本歴史地名大系 「十五野新田村」の解説

十五野新田村
じゆうごのしんでんむら

[現在地名]十文字町十五野新田

羽州街道の西方にあり、南は新古内しんふるうち村、西は上鍋倉かみなべくら村、東は梨木羽場なしぬきはば村に接し、浅舞あさまい(現平鹿町)と増田村(現増田町)を結ぶ小街道に沿い、十五野原野の開発による新田村。

享保一四年(一七二九)の平鹿郡御黒印吟味覚書(秋田県庁蔵)によれば、享保元年は拾五野村、同一四年には十五野新田村と記す。同一五年の「六郡郡邑記」は寛文元年(一六六一)に新古内村より分れるといい、枝郷三ッ屋みつや村も同年に開かれたが、元禄期(一六八八―一七〇四)に潰れ、四ッ屋よつや村は寛文元年に人が居住し始め、かみ村は延宝五年(一六七七)に開かれたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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