精選版 日本国語大辞典 「十八変」の意味・読み・例文・類語 じゅうはち‐へんジフハチ‥【十八変】 〘 名詞 〙 仏語。仏菩薩が定(じょう)にはいって行なう一八種の変化。神足通を行ずるとき、あらわれる妙用で、震動・熾然・流布・示現・転変・往来・巻・舒・衆像入身・同類往趣・顕・隠・所作自在・制他神通・能施弁才・能施憶念・能施安楽・放大光明の一八種。また、別に右脇出水、左脇出火、右脇出火、左脇出水、身上出水、身下出火、身上出火、身下出水、履水如地、履地如水、空没在地、地没昇空、空中行、空中住、空中坐、空中臥、現大身満空、大復現小の一八種。[初出の実例]「其後、虚空に昇て十八変を現じて失(うせ)ぬ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例