日本歴史地名大系 「十勝太遺跡群」の解説 十勝太遺跡群とかちぶといせきぐん 北海道:十勝支庁浦幌町十勝村十勝太遺跡群[現在地名]十勝郡浦幌町字十勝太など浦幌十勝川の河口北岸に広がる河岸段丘上に所在する縄文時代早期から近代にわたる遺跡群の総称で、東西三・五キロ、南北〇・八キロに及ぶ。この範囲に八ヵ所の竪穴住居跡群と五ヵ所のチャシ跡などが分布している。狭義には道史跡に指定されている十勝太大西(とかちぶとおおにし)遺跡、十勝太安栗(とかちぶとやすくり)遺跡、十勝太河岸段丘(とかちぶとかがんだんきゆう)遺跡、十勝川口(とかちかわぐち)チャシ跡の四遺跡をさす。当地区の遺跡の所在は明治七年(一八七四)八月、当地を通った北海道開拓使御雇外国人ライマンの「ケプロン報文」(来曼北海道記事)に「土人云フ、此頂ニ侏儒ノ鑿テル穴多シト。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by