浦幌町
うらほろちよう
面積:七二九・六四平方キロ
昭和三〇年(一九五五)十勝郡浦幌町に同郡大津村のうち大字十勝村・鼈奴村が編入されて現在の町域となった。十勝支庁管内の東部に位置し、北は中川郡本別町、西は同郡池田町と豊頃町、東は釧路支庁管内白糠郡音別町・白糠町に接し、南は太平洋に面する。町域の大半は丘陵地で無名の山が多く、東部の白糠丘陵、北部の川流布山(六三四・八メートル)をあげうるにすぎない。北東の釧勝峠西側に発した浦幌川が北から南へ貫流し、十勝川に合流する。南部を流れる十勝川はかつて豊頃町旅来で大津川を南に分流し、本流が東流して当町の十勝太で太平洋に注いでいたが、昭和三五―三八年愛牛にトイトツキ締切堤を築いて大津川が十勝川本流に変更された。当町域の改修後の十勝川の流路は浦幌十勝川とよばれる。町域は山林が約六五パーセントを占め、平地は浦幌十勝川とウツナイ川に挟まれた沿海部と、そこに隣接する浦幌川・下頃辺川の下流部に広がり、東部の太平洋に面する厚内川と直別川の各河口部にもわずかにみられる。
浦幌町
うらほろちよう
昭和二九年(一九五四)四月十勝郡浦幌村が町制を施行して成立。同三〇年三月の世帯数一千九三五・人口一万一千三四一(北海道年鑑)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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浦幌〔町〕
うらほろ
北海道南東部,太平洋岸にある町。 1954年町制。 55年大津村の一部を編入。町名はアイヌ語のウライポロ (大きな網代の意) に由来。町域の大部分は白糠丘陵で,林業が発達し,製材,チップ材など林産加工が盛ん。南西部の十勝川左岸の平地を中心に,野菜,豆類,工芸作物の栽培や酪農が行われる。漁業は沿岸のサケ定置網漁業が中心。オタフンベチャシ跡は史跡に指定。 JR根室本線,国道 38号線,274号線,336号線が通る。面積 729.85km2。人口 4387(2020)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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