十死一生の日(読み)ジッシイッショウノヒ

大辞林 第三版の解説

じっしいっしょうのひ【十死一生の日】

陰陽道おんようどうでいう大凶日。送葬・建墓・弔問を忌み、出征して生還の見込みがないとする日。十死。十死日。

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精選版 日本国語大辞典の解説

じっしいっしょう【十死一生】 の 日(ひ)

陰陽道でいう凶日の一つ。すべてにわたって大悪日であるが、特にこの日、戦闘することを忌んだ。民間暦では、嫁取り、葬送に悪いとされる。十死十死日十死一生万死一生。万死一生の日。
※山槐記‐治承四年(1180)九月二九日「今暁東国追討使右少将維盛朝臣出六波羅家発〈略〉伝聞、上総守忠清、於此都、忌十死一生日
[補注]平安貴族の必須知識を記した源為憲の「口遊」や陰陽道の書「簠簣内伝‐二」に「酉巳丑酉巳丑酉巳丑酉巳丑」とあるが、これは、一月が酉の日、二月が巳の日、三月が丑の日というように、三か月ごとに酉・巳・丑の日が繰り返して十死一生の忌日に当たることを表わしたもの。このような知識は平安時代前期には貴族の間で一般的になっていたと考えられる。

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