千入の靫(読み)ちのりのゆぎ

精選版 日本国語大辞典 「千入の靫」の意味・読み・例文・類語

ちのり【千入】 の 靫(ゆぎ)

  1. ( 「靫(ゆぎ)」は上代中古では「ゆき」と清音 ) 千本の矢を入れたゆぎ。また、数多くの矢を入れたゆぎ。
    1. [初出の実例]「曾毘良邇(そびらに)は、千入之靫(ちノリのゆき)を負ひ〈入を訓みて能里(ノリ)と云ふ。下は此に効ふ。曾より邇に至るまでは音を以ゐる〉」(出典古事記(712)上)

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