千振村(読み)ちぶりむら

日本歴史地名大系 「千振村」の解説

千振村
ちぶりむら

[現在地名]益田市種村町たねむらちよう

沖田おきた川の水源地域に位置し、東と南は三谷みたに(現美都町)、西は上種かみたね村、北は後谷うしろだに村。周囲を標高三〇〇メートル級の山が取囲む山間地。江戸時代の支配変遷持石もちいし村と同じ。元禄三年(一六九〇)津和野藩家老多胡真武は千振山麓に住む農民と庄屋岩本氏の意見を取上げ、用水溝を掘って開拓し、一二〇石の美田を作り、さらに里道をつけ一地区を建設し、千振村と名付けた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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