日本大百科全書(ニッポニカ) 「千苅貯水池」の意味・わかりやすい解説 千苅貯水池せんがりちょすいち 兵庫県東南部、武庫(むこ)川支流の羽束(はつか)川をせき止めてつくられた千苅ダムのダム湖。神戸市の上水道水源地。神戸、宝塚、三田(さんだ)市にまたがっている。周囲23キロメートル。1914年(大正3)から5年の歳月をかけて完成。のち拡張し、有効貯水量は1161万立方メートルである。水は上ヶ原、千苅浄水場に送られる。良質の飲料水「コウベウォーター」は外国船に名声が高い。ハイキングやキャンプ場としても利用されている。なお、「せんがり」には「千刈」の表記もおこなわれる。[二木敏篤] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by