千葉 早智子(読み)チバ サチコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「千葉 早智子」の解説

千葉 早智子
チバ サチコ


職業
女優

本名
千葉 鶴子

生年月日
明治44年 2月16日

出身地
広島県 広島市

学歴
広島市立高女〔昭和3年〕卒

経歴
宮城道雄に筆曲を師事。昭和6〜7年吉田晴風の米国親善旅行に参加。8年新映画社の「叫ぶアジア」で映画デビュー。同年6月P.C.L.に入社「ほろよひ人生」で藤原釜足主演。10年成瀬巳喜男「妻よ薔薇のやうに」主演、代表作に数えられる。12年成瀬と結婚。次いで吉屋信子原作「良人の貞操」前後篇(山本嘉次郎監督)に高田稔入江たか子共演、大ヒット。P.C.L.が東宝映画になって13年の「女の教室」などに主演。以後脇に回り、成瀬と離婚、17年退社。戦後料亭を開き、40年フランセ常務を務めるなど、事業家として活躍した。

受賞
全日本映画コンクール賞〔昭和10年〕「噂の女」

没年月日
平成5年 10月22日 (1993年)

伝記
成瀬巳喜男―映画の女性性 阿部 嘉昭 著(発行元 河出書房新社 ’05発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android