藤原釜足(読み)フジワラ カマタリ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「藤原釜足」の解説

藤原 釜足
フジワラ カマタリ


職業
俳優

本名
安恵 重男(ヤスエ シゲオ)

別名
別名=安恵 一夫,藤原 秀臣,鶏太

生年月日
明治38年 1月15日

出生地
東京都 深川区

学歴
開成中卒

経歴
浅草オペラにあこがれて16歳のとき安恵一夫の名で「カルメン」などのコーラスラインでデビュー。昭和5年、榎本健一の新カジノフォリー結成に参加、釜足の芸名をもらう。映画に転身し、P.C.L.のトーキーによるミュージカル映画第一作「ほろよひ人生」に抜てきされ主演、P.C.L.、東宝の草創期に大活躍。とぼけたユーモラスな演技で人気。戦後は「七人の待」「生きる」など黒沢映画の名脇役として出演。59年の「お葬式」が遺作

受賞
勲四等瑞宝章〔昭和56年〕

没年月日
昭和60年 12月21日 (1985年)

伝記
必殺!テレビ仕事人あの日あの夜 山内 久司 著森繁 久彌 著(発行元 朝日新聞社東京新聞出版局 ’87’86発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「藤原釜足」の解説

藤原 釜足
フジワラ カマタリ

昭和期の俳優



生年
明治38(1905)年1月15日

没年
昭和60(1985)年12月21日

出生地
東京・深川

本名
安恵 重男(ヤスエ シゲオ)

別名
別名=安恵 一夫,藤原 秀臣,鶏太

学歴〔年〕
開成中卒

主な受賞名〔年〕
勲四等瑞宝章〔昭和56年〕

経歴
浅草オペラにあこがれて16歳のとき安恵一夫の名で「カルメン」などのコーラスラインでデビュー。昭和5年、榎本健一の新カジノフォリー結成に参加、釜足の芸名をもらう。映画に転身し、PCLのトーキーによるミュージカル映画第一作「ほろよひ人生」に抜てきされ主演、PCL、東宝の草創期に大活躍。とぼけたユーモラスな演技で人気。戦後は「七人の待」「生きる」など黒沢映画の名脇役として出演。59年の「お葬式」が遺作。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原釜足」の解説

藤原釜足 ふじわら-かまたり

1905-1985 昭和時代の俳優。
明治38年1月15日生まれ。浅草オペラなどをへて榎本健一の新カジノフォーリーに参加,昭和8年PCLの「ほろよひ人生」で映画デビュー。戦後「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「用心棒」など黒沢明監督作品の常連として活躍した。昭和60年12月21日死去。80歳。東京出身。本名は安恵重男。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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