卒病(読み)そつびょう

精選版 日本国語大辞典 「卒病」の意味・読み・例文・類語

そつ‐びょう‥ビャウ【卒病】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 突然のやまい。急病
    1. [初出の実例]「郎等に為家と申すものも同じく卒病(ソツびゃう)にて失せにけり」(出典地蔵菩薩霊験記(16C後)七)
  3. そっちゅう(卒中)
    1. [初出の実例]「まさか卒病(ソツビャウ)でござらんから」(出典:人情本・氷縁奇遇都の花(1831)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android