精選版 日本国語大辞典 「卒中」の意味・読み・例文・類語 そっ‐ちゅう【卒中】 〘 名詞 〙 脳動脈に生じた出血や血栓などの障害のため、突然意識を失って倒れ、運動・言語などの障害が現われる疾患の総称。脳出血・蜘蛛膜下(くもまくか)出血・脳梗塞など。脳卒中。卒中風(そっちゅうぶ)。卒病。[初出の実例]「医俗謂二之卒中風一、又曰二卒中一」(出典:一本堂行余医言(1788)一八)[その他の文献]〔医学綱目‐卒中暴厥〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「卒中」の意味・わかりやすい解説 卒中そっちゅう 突然に急激な症状を発作的におこす場合を一般に卒中といい、脳の出血、血栓などの循環障害によって、突然に意識障害や運動麻痺(まひ)をおこす脳卒中がその代表である。肥満型の体型の者は脳卒中をおこすことが多いために、とくに卒中体質とよぶこともある。また、血液循環障害の一つである塞栓(そくせん)症において、あらかじめうっ血状態にある肺にきわめて大きい肺動脈塞栓症がおこると急死することがあり、これを肺卒中というのに対して、大脳に塞栓症を広範に生じた場合を脳卒中ということもある。[渡辺 裕] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「卒中」の意味・わかりやすい解説 卒中 (そっちゅう) →脳卒中 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
栄養・生化学辞典 「卒中」の解説 卒中 臓器内の出血,血栓などが原因で,症状が急激に出ること.脳卒中といわれた症状について,近年,この用語は使われず,脳血管障害といわれる. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の卒中の言及 【脳卒中】より …脳血管の病的過程により急激に意識障害と運動麻痺をきたしたものをいい,単に卒中apoplexyともいう。したがって脳卒中は一つの症候群であり疾患名ではない。… ※「卒中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by