卒中(読み)ソッチュウ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

卒中
そっちゅう

突然に急激な症状を発作的におこす場合を一般に卒中といい、脳の出血、血栓などの循環障害によって、突然に意識障害や運動麻痺(まひ)をおこす脳卒中がその代表である。肥満型の体型の者は脳卒中をおこすことが多いために、とくに卒中体質とよぶこともある。また、血液循環障害の一つである塞栓(そくせん)症において、あらかじめうっ血状態にある肺にきわめて大きい肺動脈塞栓症がおこると急死することがあり、これを肺卒中というのに対して、大脳に塞栓症を広範に生じた場合を脳卒中ということもある。[渡辺 裕]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の卒中の言及

【脳卒中】より

…脳血管の病的過程により急激に意識障害と運動麻痺をきたしたものをいい,単に卒中apoplexyともいう。したがって脳卒中は一つの症候群であり疾患名ではない。…

※「卒中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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