南スラヴ族

山川 世界史小辞典 改訂新版 「南スラヴ族」の解説

南スラヴ族(みなみスラヴぞく)

カルパティア山脈の北側を原郷とするスラヴ人のうち,6~7世紀にバルカンに移動して定住した民族。旧ユーゴスラヴィアの諸民族セルビア人,クロアチア人,スロヴェニア人,マケドニア人,モンテネグロ人とブルガリア人を含む。ブルガリアを除く南スラヴの統一国家セルビア人・クロアチア人・スロヴェニア人王国は1918年に建国され,29年にユーゴスラヴィア王国と改称。91年のユーゴスラヴィア崩壊に伴い,南スラヴ族の5カ国に分裂した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android