山川 世界史小辞典 改訂新版 「南スラヴ族」の解説
南スラヴ族(みなみスラヴぞく)
カルパティア山脈の北側を原郷とするスラヴ人のうち,6~7世紀にバルカンに移動して定住した民族。旧ユーゴスラヴィアの諸民族セルビア人,クロアチア人,スロヴェニア人,マケドニア人,モンテネグロ人とブルガリア人を含む。ブルガリアを除く南スラヴの統一国家セルビア人・クロアチア人・スロヴェニア人王国は1918年に建国され,29年にユーゴスラヴィア王国と改称。91年のユーゴスラヴィア崩壊に伴い,南スラヴ族の5カ国に分裂した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報