南大桑村
みなみおおくわむら
[現在地名]加須市南大桑
西は南篠崎村、北は葛西用水を境に北大桑村(現大利根町)と対する。天正八年(一五八〇)と推定される三月二一日付の足利義氏印判状写(喜連川家文書案)に「大桑郷」とみえ、義氏は大桑郷など五郷から人足を毎年五〇人ずつ、二〇日の日数で徴発することとし、下総国古河へ四月二日ないしは三日に参集させるよう栗橋城(現茨城県五霞村)の城主北条氏照に命じている(北埼玉郡大利根町の→北大桑村)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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