コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

南天棒 なんてんぼう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

南天棒
なんてんぼう
(1839―1925)

幕末、明治・大正時代の臨済(りんざい)宗の僧。諱(いみな)は全忠、字(あざな)(とうしゅう)、号は白崖窟(びゃくがいくつ)。天保(てんぽう)10年4月3日肥前国(佐賀県)に生まれる。12歳のとき平戸雄香寺(ゆうこうじ)の麗宗(れいしゅう)のもとで得度。久留米(くるめ)梅林寺の羅山元磨(らざんげんま)に嗣法。ナンテンでつくった棒を提げて遍遊し、25の碩匠(せきしょう)の門庭を勘過したことから南天棒と称する。山口県大成寺(だいじょうじ)、宮城県瑞巌寺(ずいがんじ)、兵庫県海清寺に住して禅風を挙揚した。会下(えか)に乃木希典(のぎまれすけ)将軍らもいた。大正14年2月12日示寂。[伊藤秀憲]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

南天棒の関連キーワード中原南天棒孤峰 智璨孤峰智璨寛州宗潤中原鄧州平松亮卿泥龍松雲

今日のキーワード

吝か

[形動][文][ナリ]1 (「…にやぶさかでない」の形で)…する努力を惜しまない。喜んで…する。「協力するに吝かではない」2 思い切りの悪いさま。「民衆も天才を認めることに―であるとは信じ難い」〈芥川...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android