南宋官窯(読み)なんそうかんよう

百科事典マイペディア 「南宋官窯」の意味・わかりやすい解説

南宋官窯【なんそうかんよう】

中国南宋時代,都のあった浙江省杭州に設営された青磁の窯。宮廷御用品も注文に応じて焼成した官窯。文献上は,〈修内寺(しゅうないじ)官窯〉〈郊壇下(こうだんか)官窯〉がその官窯に相当すると伝えられるが,後者窯址のみが烏亀山山麓に確認されている。作品は,薄い黒灰色の素地に,青みのある青磁釉を高台内側まで数層に掛けた丁寧な作りで,その釉に〈二重貫入〉の走る作例もある。器物の口縁の釉が薄くなり,高台の裾部分に素地が現れている様子は〈紫口鉄足(しこうてっそく)〉とも形容され賞美される。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...

元服の用語解説を読む