南殿庄(読み)みなみとののしよう

日本歴史地名大系 「南殿庄」の解説

南殿庄
みなみとののしよう

三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に「三十三南殿庄山内七ケ所、二階堂方 二十八丁七反」とある。

興福寺大乗院領荘園であり、喜多きた院二階堂は預所と考えられる。荘号により、現大字南之庄みなみのしように比定される。南之庄には南殿歓楽なんでんかんがく(高野山真言宗)がある。応永六年(一三九九)の興福寺造営段米田数帳(春日神社文書)山辺郡に「大乗院方 南殿庄二十五町小」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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