南海通記(読み)なんかいつうき

日本歴史地名大系 「南海通記」の解説

南海通記
なんかいつうき

二一巻二一冊 香西成資

成立 享保四年

原本 坂出市白峯寺

写本 多和文庫東京大学史料編纂所など

解説 香西郡笠居村出身の香西成資が寛文初め頃に著した「南海治乱記」(一七巻)を増補したもの。古代から羽柴秀吉による四国征討、生駒氏の入封に至るまでの讃岐を中心とした歴史書。見聞を基にしての編纂のため真偽が問題とされるが、秋山家文書などによって裏付けられる内容もある。

活字本 「改訂史籍集覧」第七冊など。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android