南湖神社(読み)なんこじんじゃ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「南湖神社」の意味・わかりやすい解説

南湖神社
なんこじんじゃ

福島県白河(しらかわ)市字菅生館(すごうだて)に鎮座。白河藩主で幕府老中の松平定信(さだのぶ)を祀(まつ)る。1915年(大正4)その遺徳をしのんで神社設立が計画され、23年社殿の竣工(しゅんこう)をみた。旧県社。例祭は5月3日と11月3日。当社がその一隅に鎮座する南湖公園は定信の作庭によるもので、国の史跡・名勝に指定されている。また、当社境内には定信遺愛の茶室蘿月庵(らげつあん)が移築されている。

[高橋美由紀]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む