南留別志(読み)ナルベシ

デジタル大辞泉 「南留別志」の意味・読み・例文・類語

なるべし【南留別志】

江戸中期の随筆。5巻。荻生徂徠著。元文元年(1736)刊。四百余の名称語源を挙げ、転訛てんかを正そうとしたもの。題名は、各条末に「なるべし」を用いていることによる。

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精選版 日本国語大辞典 「南留別志」の意味・読み・例文・類語

なるべし【南留別志】

  1. 江戸中期の随筆。五巻五冊。荻生徂徠著。宝暦一二年(一七六二)刊。元文元年(一七三六)「可成談」という書名で刊行されたが、遺漏の多い偽版であったため、宝暦一二年に校刊本が出版された。題名は、各条末に推量表現「なるべし」を用いているのによる。四〇〇余の事物の名称について語源・転訛漢字の訓などを記したもの。

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