転訛(読み)てんか

精選版 日本国語大辞典 「転訛」の意味・読み・例文・類語

てん‐か ‥クヮ【転訛】

〘名〙
文字の写し間違い。
和字正濫鈔(1693)五「木欒子 むくれにしのき〈略〉むくろしといふ物はむくれんしの転訛歟」
② ことばの本来発音がなまってかわること。また、その音や語。
舎密開宗(1837‐47)内「独乙蘭土(ドイランド)にて貎老涅(ブラロウネ)と名る咽喉病。〈略〉布律涅爾剌は蓋し貎老涅の転訛なり」

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デジタル大辞泉 「転訛」の意味・読み・例文・類語

てん‐か〔‐クワ〕【転×訛】

[名](スル)語の本来の発音がなまって変わること。また、その音や語。「転訛した語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「転訛」の読み・字形・画数・意味

【転訛】てんか

なまる。

字通「転」の項目を見る

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