南雄(読み)なんゆう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「南雄」の意味・わかりやすい解説

南雄
なんゆう / ナンシュン

中国、広東(カントン)省北東端の県級市。韶関(しょうかん)地級市に属する。人口47万7900(2013)。珠江(しゅこう)水系の北江(ほくこう)支流の湞水(とうすい)に沿い、大庾嶺(だいゆれい)越えの峠である小梅関の南に位置する。付近は豊かな森林地帯で、隣接する仁化(じんか)県とともにモウソウチク産地として知られ、これを原料とする南雄土筆(どひつ)は書画用として有名である。

[青木千枝子・河野通博・編集部 2017年1月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android