単斜末野閃石(読み)たんしゃすえのせんせき

最新 地学事典 「単斜末野閃石」の解説

たんしゃすえのせんせき
単斜末野閃石

clino-suenoite

マグネシウム-鉄-マンガン角閃石の一種化学組成(端成分の式)。単斜晶系,空間群C2/m,格子定数a0.9613nm, b1.8073, c0.53073, β102.825°,単位格子中2分子含む。黄もしくは黄褐褐色。繊維状集合体もしくは扁平柱状結晶。劈開{110}に不完全。比重3.175。多色性X淡黄~黄,Y黄~淡橙,Z橙褐。屈折率α1.632, β1.644, γ1.664,2V(+)78°。2012年の角閃石命名規約改正に伴い□2組成の角閃石に新名称suenoiteが与えられ,マンガノカミントン閃石(以前はチロディ閃石と呼ばれた)は単斜末野閃石へ名称変更された。マンガノカミントン閃石(およびチロディ閃石)の記載は不完全であったため,R.Oberti et al.(2018)によりイタリア産のものが新たに記載され,改めて種が定義・承認された。変成マンガン鉱床中にばら輝石・満ばんざくろ石などとともに産する。結晶系と筑波大学の末野重穂(1937〜2001)にちなみ命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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