印刷適性(読み)いんさつてきせい(その他表記)printability

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「印刷適性」の意味・わかりやすい解説

印刷適性
いんさつてきせい
printability

目的にかなった印刷物に仕上げるために,使用する諸材料が必ずもつべき性質のこと。紙の場合は,地合い厚さの均一性,平滑度,表面強度重量密度,引張り強度,伸び,耐折度,引裂度,破裂度,剛直度,透気度,サイズ度,吸油度,白色度,不透明度など,インキの場合は,印刷機上で故障なく流動して,その性能を十分に発揮するための粘度タックフローチキソトロピーなどの諸性質がすぐれ,これに色材としての演色性,光沢,皮膜強度,乾燥度,透明度などがバランスよく保たれていることなどが必要である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android