印材(読み)インザイ

デジタル大辞泉 「印材」の意味・読み・例文・類語

いん‐ざい【印材】

印判を作る素材。木・石・つのきば金属ゴムプラスチックなど。

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精選版 日本国語大辞典 「印材」の意味・読み・例文・類語

いん‐ざい【印材】

  1. 〘 名詞 〙 印判を作る素材。木、石、牙(きば)、角(つの)、金属、ゴムなどの類。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「独凍石印、烈火にあふといへども形存して用ゆべし。〈略〉西人、若始より此を知りて印材となせしか」(出典:随筆・好古小録(1795)雑考)
    2. [その他の文献]〔黄庭堅‐詩題〕

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世界大百科事典(旧版)内の印材の言及

【印鑑】より

…特殊な印章として,書画に押す落款印や蔵書印があるが,これらは印鑑とは呼ばれない。印材は,銅,石,水晶,陶,象牙,スイギュウの角,木,合成樹脂,ゴムとさまざま。良材の条件としては,適度の硬さと粘りがあって細かい彫刻がしやすいことや丈夫で磨耗に強いことがあげられ,一般に象牙,スイギュウの角,ツゲが好まれる。…

※「印材」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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